私のオルゴール調律暦

実は、私の本来の職業を申しますと、昭和47年以来40年余りにわたってのオルゴールの心臓部である、振動板の調律業を営んで参りまして、52年頃から大手の某オルゴール会社に認められて以来、高級オルゴールのみの振動板調律を手掛けてきました。ここに紹介した45弁ディスクオルゴールのメカ機種の振動板も、全て私が愛情と心を込めて調律したものです。

オルゴールの調律は、ただ音が出ればいいというものではありません。当然音痴などはもってのほかですが、1弁々削る形状によっては伸びのある音、きらびやかな音と様々に変化します。 あの金属の櫛歯の特性を生かし、美しく澄んだ音色にどう表現するかにかかっています。オーバーな言い方になりますが、少なくとも私は常にそうした気持ちで調律をしています。

他の楽器では、演奏者達の技術によって豊かな表現ができますが、制限されたオルゴールでは、もちろん編曲者の技量と共に、平面的な表現とならないように調律することも大事なことではないかと思ってます。 40年余り携わってきた今でも、未だ到達しない奥の深さを感じています。

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